ウイズコロナ時代に移行する今、健康を基盤にまちづくりを再生するのが「健康都市」の役割である。健康都市連合並びに日本支部には、蓄積した経験と知見により、「人とまちの健康づくり」に以前にも増して貢献することが期待されている。そうした状況のもと、第18回健康都市連合日本支部大会が大阪府泉佐野市で2022年11月に開催された。2年にわたり中止を余儀なくされたが、市長や職員、市民団体の熱意により、「食べて 動いて しっかり笑おう」をテーマとする地域色豊かな大会を実現した。
本稿では、千代松市長のインタビューをはじめ、大会における市民団体の活動発表、さらに「笑い」をテーマとする基調講演の概要を報告する。
37歳の若さで市長となり、数年後に破綻一歩手前の財政健全化団体からの脱出を遂げた千代松市長。その自治体経営力と総務省との訴訟でも一歩も引かないリーダーシップに全国の注目が集まっている。