6月23日(金)に市川公民館にて、ヘルシーパートナーズ事業の一環として大麦健康教室が開催されました。主催は市川市健康都市推進員会で、市民の健康増進に向けて自らが機能性大麦について学び調理を実践するイベントです。
市川市健康都市推進員会は約40名。当日は市川市の職員や健康都市活動支援機構の事務局が参加しました。講師にお迎えしたのは、株式会社はくばくの林マネージャーです。同社は山梨県に本社を置く食品メーカーで、大麦・玄米・雑穀などの穀物を加工した商品を扱っています。林さんは、大麦のエキスパートとして市場開発をはじめ商品開発や書籍の発行などさまざまな分野で活躍されています。またアシスタントとして当機構の法人会員である株式会社日本経済社の持田さんに協力いただきました。
市川ヘルシーパートナーズ事業の目的は、食と運動の取組みにより、市川市民の健康増進に貢献することです。そのために健康大麦教室では、以下の目標を定めました。
1.勉強会で食と運動の知識を高める。
2.イベントを開催して幅広い市民の健康意識を高める。
3.勉強会やイベントで蓄積した取組みをイベントやメディアを通して発信する。
勉強会
本教室はパワーポイントを用いた勉強会と実際の調理・試食の二部構成です。
まず「大麦を知る!」と題した勉強会では、大麦の機能性について知識を深めました。以下、主なスライドを引用します。
・大麦は穂の数により、⼆条種と六条種に分けられる。
・大麦は⽔溶性⾷物繊維の⼀種であるβ-グルカンを豊富に含む
・大麦は⾷物繊維を豊富に含む。
・全⾝⾷物繊維「⼤⻨」の繊維量は、⽩⽶の約25倍、⽞⽶の約4倍。
・⾷物繊維の効用として、不溶性⾷物繊維には排便促進と有害物質の吸着・排出促進
効果がある。一方の⽔溶性⾷物繊維には、⾎糖値上昇抑制、コレステロール濃度正
常化、⾎圧上昇抑制、腸内環境正常化、⽣活習慣病改善効果が認められる。
・大麦は、他の野菜類と比べて食物繊維を摂取するコストが低い。例えば、ゴボウが
11.7円なのに比べ、大麦はわずか3.1円。
調理実習と試食
勉強会に続き、調理実習と試食会を行いました。男性も女性も慣れた手つきで食材を準備し、林さんとアシスタントの補助のもと、大麦を用いた健康レシピに取り組みました。以下がそのメニューです。
また、実習とは別にティスティングメニューとして以下のレシピを林さんと持田さんに用意いただきました。
大麦を使った健康レシピに推進員会の皆さんは大満足。「大麦の健康によいところを生かした料理が食べられ、おまけにおいしかった」、「大麦を使ったレシピの数にびっくり。こんなに栄養素を含んでいることにびっくり」、「大麦の素晴らしい効用を知り、実際に料理に使ってみようと思った」といった意見が寄せられました。